| このパスポートは各施設の協賛によって成り立っています。では、なんで各施設が協賛してくれているのか? といえば、それは各施設が「温泉は地球からの授かり物。人類みんなの共有財産」という意識を持っているから。もちろん、「自分の施設の名前をもっと知ってもらいたい」「泉質の良さを知ってもらいたい」とは思っているでしょうし、「次回はぜひ宿泊して欲しい」と思うのも当然でしょう。
たしかに温泉パスポートにはそのような宣伝効果もありますが、それだけではなかなか協賛してくれません。なぜなら、旅館業界では「自遊人のパスポートに協賛したら予想以上の人が来て大変だった」という噂が広がりつつあるのです。「宣伝効果より苦労のほうが多いよ」なんて声も聞こえてきます。なのに、何度も協賛してくれる施設があったりするのです。
編集部では各施設に感謝すると同時に、読者の皆様はぜひ、様々な温泉の個性をじっくり肌で感じて欲しいと思っています。温泉ファンはもちろん、ひとりでも多くの方が「温泉ってこんなに個性豊かなんだ」「温泉って凄いかも」なんて思っていただければ、施設も編集部も“やったかいがあった”というものです。無料(寸志)の共同浴場が次々と消え、旅館では客室露天風呂が全盛という時代だからこそ、「このパスポートの意義がある」、と編集部も各施設も考えています。
※以前、数軒の施設で根拠のない入浴拒否がありました。読者のみなさまには申し訳ない気持ちでいっぱいです。今回はより一層、施設との事前対話を密にして同じようなことが起きないようにしていく所存です。
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