文/岩佐十良(本誌)
前回は、主に温泉のことを書きましたが、素晴らしいのは「法師の湯」だけではありません。建物はすべて木造建築。客室棟は4つあり、もっとも古いのが、明治8年築の「本館」。そのほかに昭和15年築の「別館」、昭和53年築の「薫山荘」、平成元年建替の「法隆殿」があって、そのうち「本館」「別館」が国の登録文化財に登録されています。
タイムマシンに乗ったような、とはちょっと陳腐な表現ですが、法師温泉はまさにそんな感覚に包まれるところ。昔の写真を見ると、本当に昔のままの姿をとどめているのがわかります(法師温泉のこのページでも昔の写真を見ることができます)。
で、さて、こういった説明をすると必ず聞かれるのが「どの部屋を予約すればいい?」なのですが、私はたいていの場合、「宿泊はもっとも料金の安い本館がおすすめ」と話しています。2階、道路側に面した部屋には小さなベランダが設けられていて、 ここで飲む湯上がりのビールの美味いことといったら!(自遊人2003年7月号の表紙の写真がまさにそうです)
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