文/岩佐十良(本誌)
前回に引き続き、ご紹介するのは野沢温泉のかくれ宿『民宿いけしょう』。
歴史ある温泉街、野沢温泉で内湯のない民宿スタイルを守りつづけています。
「内湯のない民宿」というと、きっと「かなり古くて、すきま風の吹くような宿なんだろうな」と思うでしょうが、『いけしょう』は平成8年に新築していて快適そのもの。築100年以上の小民家を再生した建物は風情も抜群です。
「できるだけ昔の建物の形を残したくて」
と宿の主人が言うように、部屋の間仕切りがふすまだったりしますが(鍵のかかる部屋もあります)、それもまた風情。
5室しかなく、平日の部屋が空いているときはグループで貸切利用するのもおすすめです。
ちなみにこの宿の再生を行ったのは、古民家再生では第一人者である、建築家の降旗廣信氏。美ヶ原温泉の『旅館すぎもと』、鹿教湯温泉の『三水館』、下諏訪温泉の『みなとや旅館』などを手掛けた建築家といえば、ピンと来る人も多いことでしょう。
いけしょうの建物は「昔ながら」のようでいて現代人のライフスタイルにあわせた設計がなされているのです。
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