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オーガニック・エクスプレストップページオーガニック・エクスプレスSafety Policy 〜放射性物質検出のお知らせ

オーガニック・エクスプレス
〜放射性物質検出のお知らせ〜

  今日は残念なお知らせをしなくてはなりません。
 新潟県魚沼産のコシヒカリからごく微量の放射性セシウムが検出されました。
 検出された量は1㎏あたり1ベクレル前後。新潟県をはじめ、行政機関では検出下限を10~20ベクレルに設定しています。ですから当社も検査機関に検出下限値を10ベクレルに設定するよう依頼すれば「不検出」という結果が出てきます。

 しかし当社ではセーフティー・ポリシーでお伝えしている通り、知りうるすべての情報を皆さまにお伝えすることが食品を扱う者の使命と考えています。10~20ベクレルという検出下限値を設定して、「不検出ですよ」というより、できるかぎり限界まで計測して数値をお伝えしたほうがいいと思い、セーフティー・ポリシーを定めたのです。

 当社では、現在、すべての食品の放射性物質検査を行っています。
(※当社直営の「膳」と自遊人オリジナル商品が検査対象です。また検査対象は原発事故以降に収穫された、または製造された農産物、海産物、加工品です)
 検査はまずシンチレーション検出器で行います。そしてあきらかに異常値を示しているものと、異常値ではないが「グレー」なものについては、外部機関によるゲルマニウム半導体検出器(※政府が公式に採用している検査器と同様。国内では検査機関が限られています)での本検査を行っています。

 さらに当社では土壌汚染の状況を独自調査しておりますが、その調査において「土壌汚染が深刻な可能性がある」と判断した地域の農産物に関しても、すべてゲルマニウム半導体検出器での本検査を行っております。
 魚沼地域に関しては、原発事故後のかなり早い段階で「土壌汚染の可能性がある」と当社では判断しており、当社で販売する魚沼地域と隣接一部地域のすべてのお米をゲルマニウム半導体検出器による検査に出すことにしていました。隣接する群馬や福島の一部地域などと比べれば汚染度合いは少ないとはいえ、新潟県内では汚染度合いが高い地域であることは間違いないと判断していたのです。

 やがて、各地からお米の検査結果が入ってきました。放射性セシウムの土壌から稲への移行係数は想定したよりも小さく、土壌は汚染されていてもお米から放射性物質が検出されないという、奇跡的な結果が続出したのです。当社の全員が「ほっと胸をなでおろした」瞬間です。
 当社のゲルマニウム半導体検出器による検査でも、1ベクレル未満の検出限界まで「不検出」という結果が次々出てきました。しかし、さすがにすべてのお米から「不検出」というわけにはいかなかったのです。
 最初に検出された数値はセシウム134が0.99ベクレル/kg、セシウム137が1.5ベクレル/kg(下記の検査結果をご参照ください)でした。

 正直言って「ごく微量」です。日本政府の暫定基準値である500ベクレルをはるかに下回っているのはもちろん、ウクライナやEUの基準値も下回っています。「不検出」と言ってしまってもいいほど微量な数値です。
 当然、社内でも一悶着ありました。
「50ベクレルを検出下限にしている会社もあるのだから、10ベクレルでも十分厳しい基準。10ベクレルを検出下限にすれば“不検出”と表示されるのだからそれでいいのでは?」

 とはいっても、セーフティー・ポリシーはすでにウェブに掲げてあります。公表しないわけにいきません。
 ただ、公表するにあたって私たちには確認しておきたいことがありました。それは「どうして放射性物質が検出されたのか」ということ。そしてその理由は次のうちのどれなのかということです。

1.検査をした圃場の周辺が魚沼地域のなかでもホットスポットだった。
2.他の生産者のお米からも本当は検出されておかしくないが、たまたま検出されなかった。
3.それ以外の特殊な条件が重なって、この生産者のお米からだけ検出された。

 消費者の皆さんは1か2を当然疑うでしょうが、2ではないことは明らかでした。なぜなら、魚沼地域で生産される他の検体からは、本当に放射性物質がまったく検出されません。そして1についても疑問符がつきます。なぜなら土壌汚染がより深刻と思われる地域のお米から、やはりまったく検出されないのです。

 そして私たちはひとつの仮説にたどりつきました。それは「農法」です。
 稲がある程度育った7月下旬、水田から水を抜いて土の表面が軽くひび割れるくらいまで乾かすことを「中干し」と言います。これには稲の根の張りをよくする効果があります。水分を求めて深く根を張るため、結果的に秋の倒伏を避ける効果があるのです。コシヒカリは背が高く倒伏しやすいため、最近では「中干し」が必須とされ、魚沼でもほぼすべての生産者が「中干し」を行います。

 実はこの生産者は「中干し」をしていませんでした。「していない」というと悪いことのようですが、食味を追求するなら中干しをしないほうが良いという意見も多いのです。
 もともと稲は水田で育つものですから成長期に水を抜くなんてもってのほか、という農法です。しかしその分、根の張りは浅くなります。放射性セシウムは土壌表面近くの濃度が高かったと推測されますから、より多くの放射性セシウムを吸い上げることになってしまいます。

 しかも今年の7月下旬には大雨がありました。魚沼地域は各地で土砂崩れが起きるほどの大雨でしたが、大雨は山の表土にたまっていた放射性物質をかなり流しました。
 私たちは「中干し」の有無が原因である可能性が高いと考えて、同一圃場の土を再検査に出すのではなく、異なる圃場の合計3箇所の土をゲルマニウム半導体検出器による検査に出しました。3箇所はけっこうな距離があります。
 結果、すべての圃場から微量の放射性セシウムが検出されたのです。

 中干しの有無が原因なのか、それは私たちには断定できませんが、現状としては私たちの仮説が当たっている可能性が高いといえます。この先の検証に関しては費用も多額になりますし、私たちの範疇ではないため、いずれ行政が解明してくれることを祈っています。

 さて、いずれにしても放射性物質は検出されてしまいました。この先、「食品会社としてどうするのか」ということなのですが、私たちは、この件をセーフティー・ポリシーに則って皆さまに公表するのと同時に、このお米をお申し込みいただいていた方々に、ひとりずつお電話で状況をご説明することにしました。

 検出された放射性セシウムはきわめて微量です。お米の味は抜群ですし、「少しくらいの放射性物質なら気にしないわよ」という方がいらっしゃるのも事実です。もちろん、気になる方は遠慮なく他のお米に変更していただきたいと思います。私だって突然同じことを聞かれたら悩んでしまいますから。

 ただし、このお米を申し込んでいない方に生産者の名前と地域を公表することは控えることにしました。今回、生産者にも公表することを了承していただいていますが、個人名が公になることは好ましくないと思っていますし、また詳細な地域名が出ることにも危険性があると考えています。

 従いまして、今後も「それでもいい」という方にのみ販売したいと思っております。もちろん、他のお米に関しては、まったく放射性物質は検出されていませんからご安心ください。

 私はあちこちで「本当にお米から放射性物質が検出されていないのか、政府の発表は信用できない」とか「検査方法はザルなんじゃないか」という声を聞きます。たしかに政府には不満もありますが、皆さまには今回の私たちの発表をこう受け止めていただけると幸いです。
「土壌汚染の影響がある魚沼産でも基本的にゼロ。出ても1ベクレル前後なんだ」
「他の新潟産は安心して食べられるね」
 新潟だけでなく、山形も、秋田も、長野も、山梨も同様です。

 もちろんこれはお米に限った話です。他の農産物も安心とはけっして言えませんが、お米に関しては安心して食べていただきたいと思っています。

 最後に。多くの方から「もっと徹底した検査と測定を行ってほしい」というご意見を頂戴します。私たちも「もっと多くの食品を徹底的に調査したい」というのが本心です。徹底的に調査すれば、皆さまに安心して食べていただくことができますし、それと同時に多くの風評被害を防げます。

 しかし現実はそう簡単にいきません。私たちの使用しているシンチレーション検出器はあくまで簡易測定ですから、「黒」は判断できても、微妙な数値を示す「グレー」についてはゲルマニウム半導体検出器による本検査にまわさなければいけません。まさに今回のお米のようなパターンです。

 この検査には費用がかかります。原因を特定するにはかなりの時間と費用がかかるため、現実的にはゲルマニウム半導体検出器による「徹底した調査」というのは難しいのが現実です。結果、私たちはシンチレーション検出器で「黒」と出たものだけでなく、「グレー」と判断したものも取り扱いを中止せざるをえません。それはつまり、「シロ」かもしれない農産物を扱わないという判断です。

 これには多くの異論があることでしょう。私たちも非常に残念です。しかし現状では「疑わしきは食べない」に徹するしかないと思うのです。とくに個体差の大きな水産品、魚介類には検査の手立てがありません。

 私はゲルマニウム半導体検出器による食品検査を、無料、とはいわなくても、せめて安価な料金で引き受けられる態勢を、政府が早急に築くべきだと思っています。現状では検査機関の数がまったく足りません。しかも検査はけっこう高額ですから、私たちのような小ロット多品目の食品を販売する者にとっては大変な負担です。長く続けていくにも限界があります。しかし一方で、徹底的に調査しなければ、どこまでが原発被害で、どこからが風評被害なのかもわかりません。

 私は徹底した情報公開をしない限り、「放射性物質とどう付き合っていくか」という社会的コンセンサスは得られないと思っています。
 個人の主観による意見の対立は、何の価値も生みません。
 私は、消費者、生産者、流通業者……みんなが笑顔で食を語りあえる日がふたたび来ることを願っています。

2011年11月1日

株式会社自遊人
代表取締役 岩佐十良

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※画像をクリックすると、検査結果がPDFファイルでダウンロードされます。