facebook / twitter

Ecological, Creative, Organic.
We're designing lifestyles.

© 2016 Jiyujin

Recruit

「10年、10 拠点」。地域の魅力を再編集した施設を全国に!
一緒に働いてくれる仲間を募集しています。


「里山十帖」は、私たちにとって「新潟・南魚沼」という地域と「日本の食」を再編集&リ・ブランディングしたリアルメディア。
お客様には新しいメディアとして「体験・発見・感動」をご提供しています。
そしていま、私たちは次のステップへ。
「他の地域」と「食」「農業」「建築」「工芸」「産業」「自然」の再編集。
雑誌で特集記事を編集するように、これから10年で10地域の魅力を再編集していきたいという目標を掲げました。
現在、小田原・箱根エリア、長野エリアに新規施設を計画中。
自遊人では下記職種において、一緒に働いてくれる仲間を募集しています。
眠っていた地域の魅力を掘り起こし、日本中に、そして世界へ発信しませんか?

なお、全職種、食品の繊細な味覚確認や館内への着臭防止のため、社内は全面禁煙です。
喫煙者の応募は不可とします。

すべての職種の応募先
応募職種を明記のうえ、履歴書(写真付き)を郵送でお送りください。
宛先/〒949-6361 新潟県南魚沼市大沢1209-6 里山十帖 株式会社自遊人採用担当 小沼宛
書類選考を通過された方にのみ、ご連絡させていただきます。


> 里山十帖
1. チーフ・フードクリエイター
里山十帖で募集しているのは“料理人”ではなく、フードクリエイター。新しい料理を創造するだけでなく、地域の食材とその背景、そして問題点をデザインしていける人材を求めています。日本料理経験者だけでなく、イタリアン、フレンチ経験者も大歓迎です。
※現在、小田原・箱根エリア、長野エリアに新規施設を計画中。新潟・里山十帖で研修ののち、転勤の可能性有り(希望による)。もちろん「わたしに新しい施設をまかせてください!」という方の応募も大歓迎です。

年齢 おおよそ45歳まで
勤務時間 11:30~22:00(休憩1時間)
年間休日 85日
給与 年俸制360~600万円(固定残業代・休日買取含む。勤務時間、休日は応相談)
雇用形態 契約社員(※正社員登用制度あり)または正社員
福利厚生 社会保険全加入、社宅あり
勤務地 新潟県南魚沼市
(現在、小田原・箱根エリア、長野エリアに新規施設を計画中。希望により転勤も有り。)


2. プレゼンター(キッチン or サービス)スタッフ
里山十帖で働くスタッフは皆、「プレゼンター」。
料理を作ることも、お客様をご案内することも、客室の準備を整えることも、そのすべ ては地域や料理、施設の魅力を伝えるためのプレゼンテーションです。
あなたのプレゼンテーション次第でその伝わり方、感動は何倍にも変わります!
得意分野と個性をいかし、日本、そして世界へ。地域の魅力を発信をしませんか?
※応募時に希望職種・得意分野を記載ください。

A.サービススタッフ
サービスを中心に様々な業務を担当。なお里山十帖のサービススタッフの勤務は早番、中番、遅番のシフト制です。中抜け勤務や残業はありません。
B.キッチンスタッフ
キッチンでの調理を中心に、一部サービスも担当。未経験でも大歓迎。日本の食文化を世界に広めていきたい、という方の応募を待っています。

年齢 おおよそ35歳まで
勤務時間 7:00~18:00、11:00~22:00、12:00~23:00(休憩1時間)
年間休日 85日
給与 月額198,571円~248,214円(固定残業代・休日買取含む。勤務時間、休日は応相談)
雇用形態 契約社員(※正社員登用制度あり)または正社員
福利厚生 社会保険全加入、社宅あり
勤務地 新潟県南魚沼市
(現在、小田原・箱根エリア、長野エリアに新規施設を計画中。新潟・里山十帖で研修ののち、希望により転勤の可能性も有り。)


3. 清掃スタッフ(パートタイム)
6:00~23:00の間の1日2時間以上、週1日~勤務OK
※土曜・日曜・祝日・早朝・深夜に勤務できる方歓迎。
※シフト制。時間・休日については相談の上、決定。
福利厚生 雇用保険、労災保険、サンクスステイ(60日出勤につき、本人、または親族1泊2食2名を「里山十帖」に宿泊プレゼント)
> 自遊人

1. プロジェクトマネージャー
デザイナー、編集者、広告代理店営業3年以上の経験者のみ。

年齢 おおよそ40歳まで
勤務時間 裁量労働制9:00~21:00(実働10時間)
年間休日 85日
給与 月額248,214円~300,202円(固定残業代・休日買取含む。勤務時間、休日は応相談)
雇用形態 契約社員(※正社員登用制度あり)または正社員、またはパートタイム(基本時給1000円)
福利厚生 社会保険全加入、社宅あり(新潟)
勤務地 新潟県南魚沼市、東京都中央区


2. 経理
勤務時間、休日、勤務場所、働き方等すべて相談の上、決定。基本時給900円~1,300円(経験と能力により決定)

雇用形態 正社員または契約社員
福利厚生 社会保険全加入、社宅あり


ご応募いただく前に……。自遊人はこんな会社です。


会社の存在意義とクリエイティビティの原動力


「自遊人ってどんな会社ですか?」
「他社と異なる点はどこですか?」

こんな質問をよくいただくようになりました。東京・日本橋から新潟・南魚沼にオフィスを移して10年以上。私の出身は東京・池袋ですし、当社の誰ひとりとして新潟出身者はいませんでしたから、この移転は一般常識からすると「あり得ない」ことだったようです。実際に移転当初は「地方で雑誌をつくれるわけがない」「なぜ東京の安定した暮らしを捨てる?」など、肯定的意見より否定的意見が圧倒的でした。

その頃から比べると、「自遊人ってどんな会社ですか?」という質問を含めて、現在は肯定的な意見が多いようで、それは本当にありがたいことです。

とはいえ、まだまだ当社は「?」が多い会社のようです。

食品販売を始めたり、農業を始めたり、旅館を始めたり。そのすべてが一般的には「あり得ない」ことのようです。最近では出版社が通信販売を行うことも多くなってきましたが、当社の食品販売はそれらとは根本の思想が異なります。よく「食品販売は儲かるの?」と聞かれるのですが、私たちは儲けるために食品販売を始めたわけではないのです。

そもそものきっかけは2002年に自遊人で特集したお米の記事(リサーチは2001年からスタートしました)。とびっきり美味しいお米を求めて、全国各地の生産者からお米をわけてもらったのですが、その際に「同じ地域でも農家によってお米の味が違う」どころか「同じ農家でも田んぼによって味が違う」ことを知ってしまったのです。そして数百の試食を経て、ついに私たちは「日本有数の美味しさ!」と言えるお米を絞り込むに至りました。

しかし当時はまだ、農家がネット通販を手掛ける、なんて時代ではありません。食管法の名残も強くあって、お米を自主流通させるには高いハードルがありました。農家の方に「こんなに美味しいお米なのだから、ご自分で販売しませんか?」とお話ししても「もし売れ残ったら誰が補償してくれるの?」という意見が大半。美味しいお米は見つかりましたが、読者の方に食べてもらうことはできない「幻の企画」になりそうだったのです。

私たちは考えました。「どうやったら読者の皆さまに食べてもらうことができるだろうか」。その結論が「自分たちでお米を仕入れて、販売すれば可能」だったのです。

言うのは簡単ですが、実際に販売するには倉庫も必要ですし、精米も、袋詰めもしなければいけません。さまざまな登録や許認可も必要でした。さらに売上とコストを計算すると、どう考えても赤字です。商売で考えるなら雑誌を出していたほうがはるかに効率的ですし、仕事を増やせばさらに激務に拍車がかかります。でもそのとき、社内では 「世の中にないものを売るって凄いことじゃない」と、盛り上がってしまったのです。

「世の中にないものをつくって売る」。これこそが、私たちのクリエイティビティの原動力であり、会社の存在意義でもあるのです。

そして発売後、大ヒットになったのが、「日本一のお米 食べ比べセット」。5軒の農家のお米が同時に届くなんて、当時はあり得なかった商品です。手間がかかる割に利益のまったく出ない商品だったのですが、私たちにとっては
「価値のある」商品でした。


「必然」と見るか、「呆然」とするか


当社には社是、社訓はありませんが、以前、一度だけ「どこの会社もつくっているから、うちでも考えてみる?」ということになったことがあります。そのときに出てきた言葉が「創造力で社会貢献を目指す」。

当社の創業メンバーのほとんどは武蔵野美術大学出身者です。美大としてはいい大学ではあるのですが、残念なことに、この大学には「商売」とか「経営」的なカリキュラムがまったくありません。

仕事を始めてから、慶應義塾大学に嫉妬したことが何度あったでしょうか。正直なところ「もし慶応に通っていたら、もっと上手に商売できただろうに」「なぜ、モノづくり第一主義の美大へ行ってしまったのだろうか」と思ったことは一度や二度ではありません。冗談ではなく、実はけっこう本気でそんなことを考えていたので、最近まで武蔵野美術大学出身者が多いことを隠していたほどです。

でも。隠せば隠すほど、「なぜ?」と思われることが多くなってくることに最近気がつきました。

私たちにとっては、食品販売を始めたことも、新潟に移転したことも、旅館を始めたことも「必然」なのですが、一般的には「呆然」だということに、やっと最近、気がついたのです。

つまり、私たちにとっては「世の中に新しいことを提案し続けていたい」「新しい価値観をつくりたい」「いつも何かを伝えていたい」というキーワードで「必然」的につながっているのですが、商売とか経営を考えたときには、「まったく意味不明」と思われていることに、今頃になって気がついた、ということです。


編集者の役割と、その仕事


「雑誌編集長がなぜ食品販売を?」「編集長なのになぜ旅館を?」と聞かれることも多いのですが、そもそも、私の場合、雑誌大好き人間でもなければ、出版界に憧れていたわけでもありません。

二十数年前、歩み始めたのがたまたま雑誌の世界だった、ということだけ。「始めるからには十年間みっちり下積みをして、十年後に自分たちの価値観を伝えられる雑誌を必ず創刊しよう」と、出版業界に足を踏み込んだときに決めていたので、そうしただけのことです。

そして2000年に自遊人を創刊したあとは、「十年後には雑誌だけでなく、さまざまなことを世の中に提案できる、プロデューサーになりたい」と思っていました。その十年後の姿はまだまだこれからなのですが、今、私の頭のなかで雑誌のことが占めている割合がごくわずかであるのも事実。ですから「雑誌編集長」という肩書きはあまり好きではありません。

今まで自遊人では、消滅してしまった伝統食品を復活させたり、新しい機能性飲料を開発したり、地域の産品を加工した新商品を開発したり、新たな価値観を持つ食品を創造してきました。それと平行して、食品の安全性にいち早く注目して、どこの通販会社よりも早く原材料表記を徹底したり、無添加物にこだわったり、トレーサビリティを徹底してきました。原発事故後はなおさら。放射性物質の検査基準は、おそらくどの食品会社よりもシビアだと思います。

とはいえ、私のしている仕事が「編集者」であることも、また間違いありません。編集者とは常に世の中の中立を意識しながら、さまざまな情報を集めて(ときに掘り起こして)、さまざまな価値観を提案する仕事。「雑誌」に対するこだわりはまったくないのですが、常に編集者を意識しながら仕事をしています。本来の編集者とは、ときにはプロデューサーであり、ディレクターであり、そしてクリエイターである幅の広い仕事。雑誌だけでなく、幅広い分野の編集者でありたいと思っています。


大きな可能性をもつ新たなメディア、それが宿


宿の経営を始めたことも、けっして特別なことではありません。多くの方から宿を始めた理由について「今まで多くの宿を見てきて、“自分だったらもっとうまくやれる”と思ったんでしょ?」とか、「温泉宿を経営するのが夢だったんでしょ?」なんて聞かれるのですが、その点もちょっと違います。

私にとって宿は「雑誌に替わるメディア」なのです。雑誌の誌面上で疑似体験してもらうよりも、宿でリアルな体験をしてもらいたい。インターネット全盛のバーチャルな時代だからこそ、リアルな体験が重要だと思っているのです。

ですから、私は「理想の宿」をつくるつもりはありませんし、マーケティング上の「儲かる宿」をつくるつもりもありません。ましてや、「儲かって温泉宿を購入した」わけでもありませんし、「もう歳だから南魚沼という地に腰を据えよう」と考えたわけでもありません(笑)。

二十数年、雑誌というメディアに携わってきたわけですが、あきらかにここ数年、雑誌は大きな変革期を迎えています。一般論では「雑誌やテレビなどの既存メディアからインターネットへ」ということになっていますが、私はそうは思いません。私の持論は「インターネットというインフラのおかげで、メディアはテレビや雑誌などのバーチャルな場から、リアル世界へ移りつつある」です。

リアル社会で起きていること、リアルな人間関係、リアルな美味しさ、リアルな感動、リアルな傷みや悲しみまでもが、インターネットというインフラのおかげで、急速に力を持ち始めていると考えているのです。つまり、私にとってこれからもっとも重要なメディアは「リアルな体験の場」。宿という空間は、内装、家具、寝具、食事など、さまざまな体験を宿泊者に提案することができます。さらに周囲の自然、風景、文化、歴史まで含めて、伝えていくことができるのです。

ですから、私は「どれだけ宿にメディアとしての可能性があるのか」を追求していきたいと考えています。そして二号店、三号店をできるだけ早く展開したいと思っています。もちろん宿だけでなく、大型店舗や大型施設などもプロデュースしてみたい……。けっして欲張りなわけではありません。なぜなら、拠点が多ければ多いほど、施設が大きければ大きいほど、伝えられる人数とパワーは大きいのです。そしてなにより、伝えられるパワーが大きければ大きいほど、自分がワクワクします。


まず、動く。それから考える


ちなみに。よく「無謀な会社だなぁ」なんて言われます。「もっとリサーチしてから始めたほうが」なんてことも。

でも。おそらくリサーチを徹底したら、尻込みしてしまう結果がたくさん出てきます。対策をどんなに施したとしても、事業には予期せぬ事態が必ず起きます。さらに石橋をたたいている間に時代は変わってしまいます。

であるならば、「やる」と決めたら、走り始めてしまったほうがいいと私は思っています。

失敗したときは「失敗の原因はリサーチ不足」「時期尚早」。一方で成功したときは「スピード感の勝利」「先見の明」。すべては表裏一体というわけです。

困難のない事業なんてあり得ません。大金と膨大な時間をかければ困難を多少は回避することができるでしょうが、それでも予期せぬ事態が起きる、それが事業です。だったらお金のない当社のような小さな会社は「まず、動く。それから考える」しかないと思うのです。

あとから帳尻をあわせることが多いのですから、それは大変かもしれません。でも当社が二十数年も生き残っている理由は、そんな社風以外に考えられないのもまた事実です。

「自遊人ってどんな会社ですか?」

その答えは「常識を常識と考えない会社」というのが正解かもしれません。前代未聞であることも、他社に例がないことも、どんどんやる会社です。実際、世の中の「常識」をすべて踏襲していたら、どんな会社もあっという間に潰れてしまいますし、それ以前に会社の存在意義がないと思うのです。

温泉宿の経営は、自遊人の第三楽章です。雑誌、食品、そして宿。今まで十年ごとに新たな事業を手掛けてきたように、これから約十年、宿をはじめ、さまざまな「体験の場」を手掛けていきたいと考えています。

今後とも「自遊人」をよろしくお願いいたします。


自遊人 代表取締役 岩佐十良