2012.1.24 火曜日の食卓

この日は6人で食卓を囲みました。
レシピは5〜6人分を目安に書いてあります。
おでん
雪が降り続くこの季節。何か体の中から温まれるものを、と今日はおでんにしました。みんなのリクエストをまとめて作ったら、素材そのままの、シンプルなおでんに。天然利尻昆布三等検枕崎本枯節の削り節でしっかりとっただしと、料亭御用達の薄口木桶醤油の風味が決め手です。
材料
・だし汁(天然利尻昆布三等検枕崎本枯節の削り節)10カップ
粟國の塩 少々
料亭御用達の薄口木桶醤油 1/2カップ
・酒 1/2カップ
・大根 1本
・卵  5〜6個
・ジャガイモ 5〜6個
・こんにゃく 1枚
・厚揚げ 2丁
・油揚げ 3枚
・餅 3個
・パスタ 数本

1. 大根は輪切りにして厚めに皮をむき、面取り・隠し包丁をしてから下茹でをします。あれば米のとぎ汁で茹でるとアクが抜けて透明感が出るのでおすすめです。
※自遊人ではこの日、丸干しした大根を使ったので味がじっくり染み込みました。
2. 卵は固ゆでに。殻を洗って水から中火で茹で始めます。沸騰したら4〜5分で火をとめ、鍋の蓋をして7〜10分蒸らします。蒸らし時間が終わったらすぐに冷たい水に入れてさまし、殻を剥きます。
3. こんにゃくは片面に軽く格子状の切り込みを入れ、食べやすい大きさに切って、軽く茹でるかざるなどに入れて熱湯をかけ、アク抜きをします。
4. ジャガイモは茹でて皮を剥きます。
5. 厚揚げは食べやすい大きさに切って、軽く茹でるかざるなどに入れて熱湯をかけ、油抜きをします。
6. 油揚げは、麺棒などを上から軽く転がして押さえるようにします(こうすることで、開きやすくなります。麺棒が無ければ菜箸を寝かせてまんべんなく押さえるのでもOK)。5と同様に油抜きをして、熱いうちに軽くしぼります。半分に切って、袋状に開き、中に切った餅を入れます。パスタを乾麺のまま適当な長さに折り
油揚げの口を縫うように止めます(楊枝で止めてもよいですが、パスタならそのまま食べられます)。
7. だしをとり、酒を入れて沸騰させてアルコールを飛ばし、塩と薄口醤油で味を整えます。
8. 7のだしに、味の染み込みにくいこんにゃく、大根、卵から先に入れて煮込みます。弱火で10分ほど煮込んだら火を止め、一度冷まします。こうすることで味が染み込むので、できればここまでは前日に用意しておくのがおすすめです。
9. その後、ほかの材料を入れて煮込みます。ジャガイモや餅入り巾着は崩れやすいので、それぞれを別の鍋で煮ると、きれいに仕上がります。練りカラシ、柚子胡椒などの薬味を添えてお召し上がりを。写真の赤いものは、神楽南蛮という辛みのある野菜を麹漬けにした地元の調味料です。

白菜のおひたし
旬の白菜の甘みを楽しむ、シンプルなおひたし。白菜を作って「雪室」で貯蔵しているという近くの農家の方に分けてもらいました。この季節の白菜はそのままでも充分甘みがあって美味しいのですが、雪室で一度寝かせると、甘みがさらに際だつのです。雪国ならではの知恵ですね。
材料
・白菜 1/2株
枕崎本枯節の削り節 適量

1. 白菜の葉をはがして洗い、たっぷりのお湯で茹でます。さっと茹でたらざるにあけて余熱で火を通します。
2. 手で絞って水気を切り、きれいに切って盛りつけたら削り節を散らします。お好みで醤油をかけてお召し上がりを。


長芋の醤油ソテー
名だたる料理人も御用達という、大久保醸造の「薄口木桶醤油」の風味を活かした一品です。しゃくしゃくとした歯ごたえも楽しい長芋で、この日は調理しました。今回は、くせの少ない「コメーユ」をセレクト。
材料
・長芋 1/2本
コメーユ(米油)  適量
料亭御用達の薄口木桶醤油 少々

1. 長芋は皮を剥いて、輪切りにします。
2. フライパンに油を熱し、長芋を並べます。焦げ付きやすいので油は多めに入れます。
3. 片面がきれいなきつね色になったら裏返し、両面を焼きます。醤油を加えて軽く火を通したら完成です。