専修大学松戸高等学校
常務理事 事務局長
川田 隆男氏

防災についての考えをお聞かせください。
大事な生徒を預かっておりますので、防災にはやはり気を使います。
特に我が校は、高校が1学年の定員が406名、中学校が1学年定員150名と、千葉県下では大規模の学校ですし、他県や都内から遠距離通学してくる生徒も多いものですから、災害時には無理に帰宅させるより学校にいたほうが安全だという場合もあり得ます。
そこで昨年より、非常時に備えて2,000名分のサバイバルフーズと水を用意いたしました。
サバイバルフーズ導入のきっかけを教えて下さい。
私どもでは幼稚園の運営も行っているのですが、園児が以前、交通博物館に見学に行ったときに、サバイバルフーズのクラッカーを貰ってきたのです。導入を検討するにあたってそのことを思い出し、調べたところ、サバイバルフーズは市役所にも導入されていることが分かり、信頼感が増しました。価格についても、超・長期保存などの内容を考えれば手頃感がありましたので、導入を決定いたしました。
貴校では、サバイバルフーズをどのように活用されていらっしゃいますか?
入学時に、生徒全員分のサバイバルフーズと水を購入し、何もなければ卒業時にそのまま各生徒に戻しています。
保護者の方や、先生方からはどのようなご意見がでていますか?
保護者の方には書面で通知していますが、特に問い合わせや問題となるようなご意見はなどはいただいておりません。
大事なお子さんを預かっておりますので、万が一の場合にも学校に備蓄食があるということは保護者の方にとっても安心感があるのではないでしょうか?教職員も安心感を持っているようです。
今後、防災に関してお考えのことはありますか?
災害時に必要なのは、まず、食べ物と水ですから、それはしっかりと備蓄しておきたいと思います。
そのうえで、毛布や仮設トイレも備える必要があるかもしれません。将来的にはそうしたところまで考えたいと思っています。
サバイバルフーズに対して、期待されることがあればお願いいたします。
より安心な状況にするために、2日分、3日分と備蓄量を増やしていきたいと思いますが、そのためにより低コストであれば助かりますね。