[材料] 4〜5人前
ーーーーー3合
ベーコンーーー1パック(150g)
茄子ーーー半分(150g)
トマトーーー中 3〜4個
タマネギーーー小1個(160g)
バジル
だしーーー600cc
塩ーーー小さじ 2
オリーブオイルーーー少々


「若者にこそ飯を炊いて欲しい。そんな想いで、この連載を続けています。だから、昔ながらの“地味な炊き込みごはん”ではなくて、“ハデ炊き”なメニューを今回もご紹介します。材料はご家庭の冷蔵庫に普段からあるようなものばかり。チャーハンやオムライスを作る気軽な気分で作れる“炊き込みごはん”です。ぜひチャレンジしてみて下さいね!」

1)ベーコンをざく切りにする
7切れ×2を4等分ぐらいの大きさに。「もちろん、スーパーで普通に売っているベーコンです。ご家庭の冷蔵庫にあるものだけで作れるメニューです」。
2)タマネギはあらめの
  みじん切りにする

トマト、茄子、タマネギの分量は目安なので、多少増えても大丈夫。ただし野菜の分量があまり増えすぎると、炊飯中に出る水分量が増えてしまうので、その場合は、だし汁で(水分量を)調整してから炊きましょう。
3)なすを角切りにする
あまり細かくしすぎないように注意。「今回は丸茄子を使っていますが、もちろん千両茄子で大丈夫。茄子が入らなくても充分美味しいのですが(だし汁などの分量は調整が必要)、今回は茄子を入れて、カポナータ風に」。
4)トマトを角切りにする
と、ここで、「トマトも切れないで嫁にいけると思ってるの?」という神田さんのご指摘(?)が。早速、吉澤がトマトの角切りに挑戦してみました……。
上の写真、右が神田さんの作品で、左が吉澤の作品。美しさが違います。
「包丁は、押すことではなくて、スライドさせることで切る道具。本質がわかってないよね。それと、失敗をとにかく恐れない! 今日より明日、明日より明後日。とにかくやってみることが大切ですよ」
む、胸に響きました。私、頑張ります!
5)ベーコン、タマネギ、茄子
  を炒める

フライパンで、まず、ベーコンを炒める。ベーコンの油が出てきたら、タマネギと茄子を入れ、さらに炒め、ベーコンの油を野菜に染みこませる。途中、油が足りないと感じたらオリーブオイルを足して。「軽く炒めましょう。あんまり追い込みすぎないように」。
6)「かまどさん」に具材、
  だし汁を入れる。

あらかじめ浸水し、水を切っておいた白米と、角切りにしたトマト、5をかまどに入れる。トマトは生のまま使います。
7)だし汁に味つけをする。
かつおだし500ccに塩小さじ2を入れる。あらかじめだし汁に味をつけてから(ちゃんと味見をして好みの味付けに!)、かまどへ。
8)「かまどさん」で炊く。
強火で11分半(コンロの火力によって時間は前後します。目安です)ほど炊き、湯気が出たら、弱火に。弱火で約5〜7分炊いたら、火を止めて蒸らす。
※かまどさんでの炊飯時間は目安。コンロによって火力が違うので、様子をみながら火加減・時間の調節を。
9)炊きあがり!
炊きあがったら、まず、よく混ぜる。「トマトがきれいに混ざると良いです」。
10)刻んだバジルを散らす
9をお皿に盛りつけ、刻んだバジルを散らす。
11)仕上げにオリーブオイル!
仕上げにオリーブオイルをひとたらし。
完成です!!
「リゾットを作るのは難しい、と思っている方が多いと思いますが、発想を変えて“炊き込みごはん”として作れば意外と簡単です。今回はかつおだしで炊いて、あっさり上品に仕上げましたが、チキンブイヨンや、ビーフコンソメを使っても美味しいメニューです。ぜひ、アレンジに挑戦してみてくださいね」

料理のポイント 「だし汁に醤油を入れない」

だし汁の味付けは塩だけで。
醤油を使わない。これが今回のレシピのポイントです。
醤油を入れると急に和風になってしまうので、注意を!