伝統の大豆サトイラズとは
納豆は日本が誇る発酵食品。「美味しい納豆とごはんがあれば幸せ」と思うほど、食卓に欠かせない食品ですが、それだけに大豆の品質が気になるところです。
そんな気持ちに応えるかのように、市販の納豆のパッケージには「国産大豆使用」「有機大豆使用」などなど、いろいろな表示が入っていますが、よくよく見ると、大豆がどこで、どのように栽培されたものなのかが一目で分かり、「これは安全!」と思えるものは驚くほど少ないのです。
そんな「安心して食べられる昔ながらの納豆」をお探しの方に、ぜひ知っていただきたいのが『みらい納豆』です。この納豆は、農薬と化学肥料を使わずに自家栽培した大豆を使い、わらに棲む天然の納豆菌を使いながら発酵させた本物の納豆。伝統の大豆サトイラズで仕込んだ珍しい納豆です。
大豆サトイラズは新潟県の特産品種。松代のお隣、津南町に古くから伝わる伝統の品種で、旨みと甘みに優れていることから「サトイラズ=砂糖いらず」と名付けられました。しかし、栽培に手間がかかることから作り手が少なく、今では希少な品種となっています。
そのサトイラズで仕込んだ納豆の味わいは、驚くほど粒が大きく、もっちりと柔らかな歯ごたえ。力強い納豆の匂いがします。
いいものを安心して食べたい
この納豆をつくっているのは、十日町市松代在住の若井明夫さん。土地家屋調査士と行政書士の仕事のかたわら貸民家「みらい」を営み、自家栽培した大豆やお米を使って、無添加の納豆や味噌、どぶろくなどをつくっています。
無添加の食品をつくり始めたきっかけは「いいものを安心して食べたい。ただそれだけだったんです」と若井さん。一度からだを壊したことをきっかけに、食べているものを見直したのだそうです。「人間は食べたものでできています。病気を経験したことで、食を正しくして、健康に幸せに生きたいと思うようになりました」。
しかし、安心して食べられる食品を探しても、そのような食品はごくわずか。あまりの少なさに「だったら、原材料から自分でつくってしまおう」と一念発起して畑を広げ、大豆の栽培から収穫、納豆の製造まですべて自力で行っています。
「幸い、松代にはいい作物を育てる土壌がありますから、ここで大豆や米を栽培して、納得のいく食品をつくればいいと思って…。自然で安全な食品づくりを通して、子どもたちにいい未来を残したいという思いから、納豆に『みらい』という名前をつけました」。
みらい納豆は、わらに棲む天然の納豆菌に、味のバランスを整えてくれる納豆菌を補充して、保温庫で丸一日発酵させてつくります。作り置きはせず、注文が入ったら仕込むというスタイル。近所では、松之山温泉の千歳さんや和泉屋さん、遠くでは東京、大阪、福岡などから注文を受けています。
パッケージは、昔ながらの藁苞(わらづと)に包んだものと経木(きょうぎ)に包んだもの、そして、手軽な紙カップの3種類。注文が入ってから仕込むので、購入の際は余裕を持ってご予約を。力強い昔ながらの味と香りです。ぜひ食べてみてください。
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