自遊人2009年12月号別冊「温泉図鑑」

「"転泊"のススメ」

宿をかえて、もう一泊。

「泊食分離」や「レイトチェックイン」など、ひと昔前に比べて、旅の“自由度”は格段にアップ。 そこで注目したい、泊まる宿を転々と移動する“転泊”という旅のスタイル。 同じ温泉地内で転泊。あるいは、複数の温泉地を転泊。 目的に合わせて、自由に旅を作っていけるので、時間もお金も有効に使えます。 今の時代にあった、賢い温泉滞在法です。

価格
980円
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<大好評連載!>
ホンネで書きます。自遊人名物・覆面取材!

あの人気宿を覆面取材。
今回は、親戚一同やグループで集える宿から、全体のバランスがよいオンリーワンの宿、そして、女性をもてなす「記念日」向けの一軒まで、幅広く覆面取材。 ホントのところどうなのか、デジカメ片手に泊まってみました。
鐘山苑 【山梨県・富士五湖 鐘山温泉】/湯元 すぎ嶋 【岐阜県・神明温泉】/こころをなでる静寂 みやこ 【岐阜県・下呂温泉】

専門家が考える「転泊」という温泉旅の魅力


せっかく温泉に行くのであれば連泊したい。
できれば、個性的な宿や楽しい温泉地をゆったりと“転泊”してみたい。
そんな魅力的な温泉地はどこなのか、そして、上手な転泊術があるのか……。旅行業界を熟知する専門家に聞いてみた。
井門隆夫【ツーリズム・マーケティング研究所主任研究員】

転泊プラン1 花巻温泉郷・北上 【岩手県】


生まれ育った岩手・花巻をこよなく愛した宮澤賢治の作品は、郷土が誇る温泉のようにほっこりと心を温めてくれる。岩手きっての温泉地である花巻温泉郷や、夏油温泉、湯川温泉など人気の温泉を擁する北上エリアを賢治が描いた理想郷“イーハトーブ”になぞらえて巡った。

転泊プラン2 伊豆 【静岡県】・箱根 【神奈川県】


東京からほど近い伊豆や箱根は、古くからなじみ深い観光地。 土地の風光を愛で、温泉に浸る、大勢の客を集めてきた。 そこには数多くの歴史ある宿があり、もてなしの心がある。 そして今、〝昔ながら〟だけではない楽しみに満ちた宿も多数。 古さと新しさ、2つの魅力を訪ねて、伊豆・箱根へ!

転泊プラン3 奥飛騨温泉郷・下呂・高山 【岐阜県】


飛騨の匠の技が今にいきる、風情ある奥飛騨の古民家。湯巡り、足湯巡りとともに街並散策も楽しめる下呂・高山。囲炉裏端で味わう飛騨牛や朴葉味噌は、岐阜ならではの美味。個性豊かな温泉が点在する岐阜の宿には、寒い冬、心と体をほっこり温めてくれる“心和む”魅力があふれている。

転泊プラン4 由布院 【大分県】〜黒川 【熊本県】


「阿蘇くじゅう国立公園」内に延びる 由布院温泉から黒川温泉にかけてのエリアは、 豊かな温泉、素朴な湯街、魅力的な宿が点在する。 スケールの大きな大自然を楽しみながらのドライブも最高だ。 そんなゴールデンゾーンを転泊する旅へ。

湯街探訪 第二回 玉造温泉 【島根県】


温泉界のレジェンド、新境地へ

日本中に名湯、古湯は数あれど、玉造温泉はちょっと別格。歴史、格式、伝統、すべてを有している。にもかかわらず、伝統を乗り越えるべく挑戦を続ける玉造温泉の今。出雲の名湯は、こんなにも熱い。

料理にこだわる宿が増えています。
料理自慢の宿へ。


宿の個性のひとつとして、 「料理にこだわる宿」が増えています。 自家栽培のお米や野菜、今が旬の海の幸、 そして冬こその楽しみ、滋味深い鍋料理……。 さて、何をいただきましょうか?