トップページ 銘柄一覧 医食同源米。熊本県・人吉市

こんなに美味しいお米が
熊本で穫れるなんて!

  私たち自遊人が、今、もっとも注目している新品種、それが「にこまる」。平成17年度に登場したばかりなので耕作面積も少ないのですが、実はコレ、かなり美味しいお米なんです。
 西日本でもっとも有名な品種といえば、「ヒノヒカリ」。夏の高温障害に強い品種として開発され、現在、西日本各地で圧倒的な作付け量になっています。本来はコシヒカリを片親にもつくらいですからモチモチ感が特徴なのですが、実際にはパサついたものが多いのも現実です。
 その理由のひとつが稲の作付け時期。全国的に稲の作付けは、昔と比べてかなり早まっています。とくに米価の安い西日本は顕著で、新潟産などのブランド米が出る前に出荷しないと商品価値が落ちてしまうのです。
 米の旨みは出穂後の寒暖差が決め手になります。平均気温の高い西日本では8月下旬が出穂適期なのですが、実際の出穂はそれよりはるか前。となると高温障害が出て米もパサつき気味になり、旨みも乗ってきません。とはいえ適期に出穂させたら商品価値が落ちてしまいます。
 そんな悩みを解決するために登場したのが「にこまる」です。高温障害に強いのはもちろん、色つやがよく、モチモチ感もコシヒカリ並み。しかも反収が多いという新品種なのです。
 この「にこまる」を積極的に導入しているのが、人吉市の杉本さんたち22戸の生産者グループ。「美味しいものは安全でなければならない」という理念のもと、アイガモ農法による無農薬栽培を手掛け、しかも出穂時期が8月下旬になるように田植えの時期を遅らせて、食味を向上させています。
 栽培しているお米は「にこまる」「ヒノヒカリ」の2品種、農法も「アイガモ無農薬」と「特別栽培」の2つあるのですが、自遊人では「にこまる」の食味の高さに注目し、「にこまる」の「アイガモ無農薬」のみを販売することになりました。
 人吉は球磨川の中流部に位置する城下町。「医食同源ひとよし米」がつくられているのは、球磨川支流の源流部で、田んぼ周辺にはホタルが舞います。美味しさの秘密は出穂時期だけでなく、この豊かな自然。
 人吉市長の田中信孝氏は胸をはってこう言います。
「九州はもちろん日本でも指折りの味だと思っています。ぜひ全国の皆さまに人吉のお米を食べてもらって、人吉の豊かな風景をイメージしてほしい。そして、いつか人吉を訪れていただきたいと思っています」
 出荷は10月中旬以降と「本当に?」というほど遅いのですが、それこそが本来の姿。九州のお米とは思えない、甘みのある、ツヤツヤ美人「にこまる」をぜひ堪能してください。

鮎で有名な球磨川中流にある城下町・人吉。温泉が豊富な町としても知られ、町内には泉質の異なる多くの共同浴場が点在します。自遊人が「人吉のお米は美味しいのでは?」と目をつけたのも数年前の温泉取材。球磨川支流の水質がよく、土壌もよかったのです。そして今回、新品種「にこまる」を他市町村に先駆けて栽培していることをキャッチ。試食で「美味しい!」ということになり、人吉市に声をかけました。

1.
アイガモ農法も取り入れた、
無農薬・無化学肥料栽培。
「医食同源ひとよし米」には、無農薬栽培のお米と、減農薬・減化学肥料の特別栽培米の2つがありますが、自遊人で今回販売するのはアイガモ農法で育てられた無農薬・無化学肥料で栽培されたお米です。
2.
田んぼに植えたレンゲも、
重要な有機質肥料です。
有機栽培のお米にとって重要なのは、いかに土作りをするか。肥効(肥料が作物に効果を及ぼすこと)に時間はかかりますが、春の田起こしにレンゲを緑肥としてすき込むなど、さまざまな工夫をしています。
3.
環境のいい田にだけ棲む
生き物がたくさんいます。
人吉盆地に流れる球磨(くま)川。「医食同源ひとよし米」はその球磨川の支流、源流部で育てられています。田んぼに注ぐのは山の清水。田んぼの用水にはホタルのエサとなるカワニナもたくさん棲息します。


人吉市長の田中信孝氏と、自遊人編集長・岩佐の会談は、新聞各紙にも掲載されました。選りすぐりの「ひとよし米」を皆さまにお届けします。

写真右上:読売新聞(2011/6/28掲載)
写真右下:西日本新聞(2011/6/24掲載)
写真左下:熊本日日新聞(2011/6/23掲載)

減熊本県人吉産 無農薬栽培にこまる 医食同源ひとよし米
3,000円/白米5㎏  2,750円/玄米5㎏
[商品番号 FA-324]
人吉の気候風土に合う新品種「にこまる」を
無農薬・無化学肥料で栽培。
有機JAS転換中の田んぼで育てた無農薬米。
有機質肥料100%使用。
球磨川の支流源流部にある田んぼで栽培。
平成17年度に登場したばかりの新品種「にこまる」。まだ知名度は低いのですが、西日本で栽培されている品種のなかでは、その食味の高さが注目されています。「医食同源ひとよし米」には「にこまる」と「ヒノヒカリ」の2つがありますが、自遊人では有機JAS転換中のほ場で無農薬・無化学肥料で栽培された「にこまる」だけを出荷します。

有機栽培の米
兵庫県・丹波市
東の魚沼、西の仁多
島根県・旧横田町
阿蘇産コシヒカリ
熊本県・阿蘇市
日本最大のスケール
石川県・金沢市
医食同源米。
熊本県・人吉市